バリアフリーとは、障がい者や高齢者の生活に不便な障害を取り除こうという考え方のことです。
床の段差をなくしたり、階段の代わりに緩やかな坂道を作ったりするのが例として挙げられます。
バリアフリー(barrier-free)は直訳すると「障壁の除去」という意味になります。
バリアフリーな家というと、「高齢者のため」や「障がいのある方のため」といった印象が強いですよね。
ただ、バリアフリーな家は誰にとっても使いやすい家であるとも言えます。
今回はバリアフリーの家を作るためのヒントを家の場所別にご紹介します。
リフォームや家作りの際にぜひ参考にしてみてください。
床の段差をなくしたり、階段の代わりに緩やかな坂道を作ったりするのが例として挙げられます。
バリアフリー(barrier-free)は直訳すると「障壁の除去」という意味になります。
バリアフリーな家というと、「高齢者のため」や「障がいのある方のため」といった印象が強いですよね。
ただ、バリアフリーな家は誰にとっても使いやすい家であるとも言えます。
今回はバリアフリーの家を作るためのヒントを家の場所別にご紹介します。
リフォームや家作りの際にぜひ参考にしてみてください。
バリアフリーリフォームの基本
(写真)上吊り戸で躓きやすいレールをなくした床。
一般のリフォームとバリアフリーリフォームは基本的に違います。
老朽化した家屋や住宅設備の補修を行ったり、快適に暮らすために行うのが一般的なリフォームです。
一方バリアフリーリフォームは身体的機能の支援、介助者の負担軽減を目的に行うリフォームです。
当たり前のことですが、住みやすさには個人差があります。
それぞれにあった住まいにすることが一番大切ではありますが、そんなバリアフリーリフォームの基本は3つあります。
1.移動の障がいとなるもの(段差など)をなくすこと
2.広さにゆとりを持つこと
3.断熱性を高め、住宅内の温度差をなくすこと
段差を減らすことはなんとなくイメージが付きやすいですよね。
でもそれ以外にも、広さにゆとりを持つのは介助者にとっても使いやすい家を目指すため。
また、断熱性能を高めて室温の温度差を少なくすることも実は大切です。
なぜならヒートショックを起こさないためです。
※ヒートショック…気温の変化によって血圧が上下することで心臓や血管の疾患が起こること。
それでは、各部屋毎にどんなことに注意してバリアフリーリフォームを行えばいいのか、一例をご紹介します。
一般のリフォームとバリアフリーリフォームは基本的に違います。
老朽化した家屋や住宅設備の補修を行ったり、快適に暮らすために行うのが一般的なリフォームです。
一方バリアフリーリフォームは身体的機能の支援、介助者の負担軽減を目的に行うリフォームです。
当たり前のことですが、住みやすさには個人差があります。
それぞれにあった住まいにすることが一番大切ではありますが、そんなバリアフリーリフォームの基本は3つあります。
1.移動の障がいとなるもの(段差など)をなくすこと
2.広さにゆとりを持つこと
3.断熱性を高め、住宅内の温度差をなくすこと
段差を減らすことはなんとなくイメージが付きやすいですよね。
でもそれ以外にも、広さにゆとりを持つのは介助者にとっても使いやすい家を目指すため。
また、断熱性能を高めて室温の温度差を少なくすることも実は大切です。
なぜならヒートショックを起こさないためです。
※ヒートショック…気温の変化によって血圧が上下することで心臓や血管の疾患が起こること。
それでは、各部屋毎にどんなことに注意してバリアフリーリフォームを行えばいいのか、一例をご紹介します。
部屋別・リフォームのポイント
(写真)右上がりにすることで軽い力で開けることができる取手。
玄関
外とのつながりを保つためにも外に出やすい玄関作りは大切です。玄関ホールと玄関土間の段差を少なくすることで、出入りを楽にすることができます。
ベンチを設置して靴の着脱スペースをしっかり確保するとさらに便利です。
また、靴を履き終わった後に立ち上がるための手すりを設置するのも◎。
玄関ドアは開き戸から引き戸または引き違い戸にすることで開け閉めが楽になったり、車いすの方でも自分でドアの開閉ができます。
階段・廊下
階段は段差毎に滑り止めを設置したり、滑りにくい床材への変更を行いましょう。滑りにくく、弾力性に富んだコルク等の床材に変更すれば万が一転倒した際にもけがをしにくくなります。
体を動かすのが面倒になってしまうと、さらに筋力は衰えてしまいます。
手すりをつけて、家の中を動き回れるようにしましょう。
手すりは、本人の杖の高さ(750~850㎜)が目安です。
また、全体重をかけても安全なようにしっかりと施工することが大切です。
廊下は、各部屋間を移動するために手すりを設置したり、段差を解消するためのスロープの取付等が考えられます。
こちらも玄関と同じで扉は引き戸や引き違い戸にするとよいです。
上吊り引戸にすれば床のレールもなくフラットなので躓きにくく、ほこりもたまりづらいので掃除しやすく一石二鳥。
ドアの取っ手は握り玉からレバーハンドルへ取り換えると握力が弱い方でも開閉しやすくなります。
バリアフリーを考えるとまずは段差をなくすというのは基本でもあります。
トイレ
和式便器を利用している場合は洋式便器に取り替えると良いです。また、和式便器に据置式の便器を置き、腰掛式にすることもできます。
高齢者はトイレの利用頻度も多くなるため、夜間利用の際に便利な足元灯をつけるのもおすすめ。
座る・立ち上がるといった動作も毎回行う場所なので、手すりがあると動作が楽に行えます。
参考:介助スペースについて
トイレのスペースは780×1350(有効)以上が必要です。(介助スペースを除く)
介助スペースの確保についてもリフォームの際は考えておくと良いでしょう。
浴室・洗面所
浴室・洗面所は疲れを癒し、気分をリフレッシュできる大切なスペース。一方で、滑って転倒してしまったり、溺れる等重大な事故が多い部分でもあります。
まず、出入り口は握り手・引手は操作しやすいもので、緊急の場合外から鍵が開けられるものにします。
ヒートショックが起こりやすい場所でもあるので体温低下を防ぐために浴室・洗面所に暖房機器があると良いでしょう。
その他、各場所へ手すりや滑りにくい床材への取り替えが考えられます。
寝室・居間
家の中でも大部分の時間を過ごす空間です。段差の解消に加え、家具の配置等にも配慮し工夫して空間を作ることが必要になります。
壁付けの手すりだけではなく、ベッドサイドには置式手すりを設置し起き上がる際の補助としましょう。
また、家電用のコードや延長コードに足を引っかけてしまわないよう、コンセントの位置や個数も十分検討するのがおすすめです。
こうなったら取り替え目安?建具のメンテナンス
錠や戸車などの金物は長い間使い続けると劣化や損傷による取り換え時期が来ます。
→取り換えが必要!
丁番:床に粉が落ちている・異音・戸が閉まりにくい時。
→丁番止めのねじのゆるみを確認しましょう。
それでもだめなら取り換え時期かも?
錠前:レバーハンドルががたつく時。
→ハンドルのねじのゆるみを確認しましょう。
それでもだめなら取り換え時期かも?
握り玉ががたつく時。
→取り換え時期です!
錠が回りにくい。
→鍵穴を掃除してみましょう。
それでもだめならと取り換え時期かも?
→レールや戸車を掃除、注油を行ってみてください。
それでもだめなら取り換え時期かも?
開き戸
ドアクローザー:油が漏れている時・調整しても戸が早く閉まる時。→取り換えが必要!
丁番:床に粉が落ちている・異音・戸が閉まりにくい時。
→丁番止めのねじのゆるみを確認しましょう。
それでもだめなら取り換え時期かも?
錠前:レバーハンドルががたつく時。
→ハンドルのねじのゆるみを確認しましょう。
それでもだめなら取り換え時期かも?
握り玉ががたつく時。
→取り換え時期です!
錠が回りにくい。
→鍵穴を掃除してみましょう。
それでもだめならと取り換え時期かも?
引戸・サッシ窓
戸車:戸の開閉が重い時・異音がする。→レールや戸車を掃除、注油を行ってみてください。
それでもだめなら取り換え時期かも?
高齢者の転倒予防には「手すり」必須
各部屋で気を付けるべきポイントを見てきましたが、どの場所でも必ず出てきたのが「手すり」でした。
いつまでも健康でいるためには、転倒を予防することが大切。
というのも、実は要介護状態の1割は転倒が原因(12.0%)。
(※厚生労働省:令和元年国民生活基礎調査より)
また、高齢者では転倒すると3人に2人が転倒すると何らかのケガを負っています。
自宅内で転倒した場所は多い順で
1位 庭
2位 居間・茶の間・リビング
3位 玄関・ホール・ポーチ
4位 階段
5位 寝室
となっています。
これからも長く健康でいるために、早めに手すりの設置等を検討していけると良いですね。
いつまでも健康でいるためには、転倒を予防することが大切。
というのも、実は要介護状態の1割は転倒が原因(12.0%)。
(※厚生労働省:令和元年国民生活基礎調査より)
また、高齢者では転倒すると3人に2人が転倒すると何らかのケガを負っています。
自宅内で転倒した場所は多い順で
1位 庭
2位 居間・茶の間・リビング
3位 玄関・ホール・ポーチ
4位 階段
5位 寝室
となっています。
これからも長く健康でいるために、早めに手すりの設置等を検討していけると良いですね。
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