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レンジフードのリフォーム|交換時期・種類・注意点など

レンジフードとは?

レンジフードとは、キッチンのガスコンロの上に設置された換気扇と換気扇を覆うカバーのことを指します。
調理により発生する油煙や臭いを吸い込み屋外へ排気するためのファンがあり、コンロ上方をフードで覆うことで、調理の煙や臭い、油分を効率よく吸い込むことができます。
住宅にはシロッコファンと呼ばれるタイプが多く採用されています。
レンジフードはダクト(通風管)を通して換気するため、壁付キッチン以外にも設置可能で、外の風の影響を受けません。

換気扇とは?

室内の空気の排出・排煙または室外の空気との入れ替えをファンにより強制的に行う電気機器を換気扇といいます。
プロペラ状の羽根がついたファンのことです。
レンジフードは設置場所を選べますが、換気扇は壁に直接設置するのが特徴で、 吸い込んだ空気を直接屋外に排出します。
 

「換気扇」は、フードのない換気扇とレンジフードを含めた総称になることもあれば、フードのない台所用換気扇のみを換気扇と呼ぶ場合もあります。
しかし、現在のキッチンではレンジフードが一般的なため、換気扇と言えばレンジフードのことを表すケースも増えています

 

整流版とは?

空気の吸い込みを妨げているかのようですが、実は空気の吸い込み口を狭くすることで吸引力を上げる働きがあります。
煙や匂いを効率よく吸い込むために必要なパーツです。

幕板とは?

レンジフードのダクトやファンを隠す板のことです。
これを取り付けることでキッチンの見栄えが良くなります。
一般的に、レンジフードの側面に付ける「横幕板」、前面につける「前幕板」があります。
レンジフードの横が壁や吊り戸棚の場合、横からダクトが見えないため横幕板を取り付けないこともあります。

換気設備と建築基準法

建築基準法において、ガスコンロの加熱機器を使用する場合は、 必ずレンジフードや換気扇などの換気設備を設けなければならないと定められています。

2003年に改正された建築基準法では、24時間の換気設備の設置が義務付けられるようになりました。
また、換気量についての規定も定められています。
住宅の居室は「1時間当たり0.5回以上(半分の空気の入れ替え)」、それ以外は「1時間当たり0.3回以上」と決められています。
こちらは料理の際のキッチンのレンジフードや換気扇というより、 シックハウス症候群対策として常に室内の空気の入れ替えを行いましょうということです。

レンジフードの交換時期はいつ?

レンジフードは一般的に約10年で交換時期を迎えると言われています。
それだけの期間が経つと汚れなどが蓄積し、掃除しても落とせなくなって少しずつ機能が低下していきます。
スムーズに排気されなくなったり、換気扇から異音するようになったりしたら、交換を検討してみましょう。

レンジフードを長持ちさせるには?

とはいえ、できるだけ長持ちしてほしいですよね。
そのためにはこまめな掃除が必要です。

普段のお手入れとしては、レンジフード周辺の拭き掃除です。
整流板は、油煙を受けやすいため調理の後にサッと水拭きしておくと清潔さをキープできます。
ほこりが溜まりやすい前幕板や横幕板など、手の届く範囲も水拭きしておくとよいでしょう。
レンジフードの種類によっては、オイルトレーが付いたものもあります。
油が溜まる頻度は料理の回数やキッチンの使い方、製品の種類によって異なります。
時々オイルトレーをチェックし、どのくらいの頻度で掃除が必要なのかを見極めましょう。

年1回の大掃除や汚れが気になるときは、整流板を外して掃除しましょう。
シロッコファンは、取り外して洗い桶などで浸け置きしてから乾かします。
ファンを抜いた環状の板の内側は、中性洗剤を付けた布かスポンジでこすり、水拭きして乾かしましょう。

レンジフードの種類

形状の違い

深型(ブーツ型):デザインが合わせやすい、フィルター掃除が大変

スタンダード型とも呼ばれます。
蒸気や匂いを集める性能が高く、シンプルな形状でどんなキッチンのデザインにも合わせやすいのが特徴です。
フィルターに油やほこりの汚れが溜まりやすくなっているため、掃除が面倒な点がデメリットです。
換気扇を取り付ける位置:壁面

浅型(フラット型):低い天井へ取り付け可能、フィルター掃除が大変

設置場所の天井が低い、もしくは狭い場合でも設置することが可能です。
ブーツ型のレンジフードと同じくフィルターが取り付けられています。
定期的にフィルターとファンの掃除が必要です。
ブーツ型のファンは斜めに取り付けられているのに対し、フラット型のファンはガスコンロと平行に取り付けられているため、掃除する際は真上を向きながら作業しなければならないのがデメリットです。
換気扇を取り付ける位置:壁面、天井

薄型(スリム型):最新・機能で選べる幅が広い、価格が高め

スリム型の大きなメリットは、掃除のしやすさ
従来の深型・薄型で使われていたような目の細かいフィルターと異なり、穴がなく汚れが付きにくいプレートが付いているものや、ノンフィルタータイプなどがあります。
ノンフィルタータイプでは、油が遠心力で飛ばされてオイルトレーに溜まり、掃除の手間が減ってお手入れが楽です。
ただ、様々な機能がついている分価格が高くなる傾向があります。
換気扇を取り付ける位置:壁面、天井

ファンの違い

プロペラファン

最も手軽なファンが、扇風機のように羽根が数枚ついたプロペラファンです。
いわゆる従来の「換気扇」と呼ばれるタイプで、簡単に取りつけができ、価格が手頃な点が魅力
ただ、ダイレクトに外に排気するためマンションや集合住宅には不向きで、主に一戸建て住宅に設置されます。
風量が大きいのがメリットですが、外気の影響を受けやすいというデメリットもあります。
※プロペラファンはレンジフードではなく換気扇に使われますが、ファンの一種としてご紹介しています。

シロッコファン

音の静かなレンジフードが欲しいなら、シロッコファンがおすすめ
幅の狭い羽根が数十枚ついている形で、現在最もスタンダードなタイプです。
ダクトを通して排気するので、キッチンの間取りを選ばずに設置しやすいのもメリットです。
さらに、外気の影響を受けにくいので、マンションなどの高層階に設置する場合もおすすめ。
ただし、風量がやや小さめなのがデメリットです。

ターボファン

効率よく換気できる、風量の強いレンジフードが欲しいなら、ターボファンがおすすめ
これは壁に直づけするプロペラファンに近いパワーと、シロッコファンのよさを兼ね備えています。
幅の広い羽根が数枚ついた形で、大きな風量で効率よく排気してくれるのが特徴です。
羽根が少ないので、シロッコファンに比べてお手入れしやすいのもメリット。
ただし、音が大きめなので、騒音が気になる人は注意が必要です。

サイズの違い

取り換えの場合は、現在設置されているレンジフードの幅に合わせて選ぶのが一般的です。
国内のレンジフードは規格が決まっていて、60cm・75cn・90cmの3種類のサイズがあります。
まれに横幅45㎝・70㎝もあります。
機能は同じでも幅が大きくなるほど高額になりますが、メーカーや違う製品同士の場合は、大きければ値段が高いとは一概には言えません。

最新のレンジフードをチェック。こんな機能も付いています!

自動洗浄機能や汚れがつきにくい素材を使用しているなど、高機能なレンジフードは他に比べ高額になるケースが多いです。
10~15年間毎日のように使用するレンジフードなので、予算と欲しい機能を検討する必要があります。

パロマ・VRASシリーズ

高品位ホーローを使用することで、汚れの約97%をホーローがガードしてくれます。
シャットアウトパネル・オイル受け・グリスフィルター・整流版にホーローを使用しています。

クリナップ・洗エールレンジフード

業界初のボタン一つでフィルターとファンを自動洗浄してくれる機能がついています。
約2か月に1回給湯トレイにお湯を入れボタンを押すと、約10分で洗浄完了。
そうすることで、約10年間ファンフィルターを取り幡豆さずにお掃除が可能です。

リンナイ・OGRシリーズ

10年間ファンのお掃除不要!というオイルスマッシャーを搭載。
高速回転するディスクが大半の油をキャッチ。
遠心力で分離された油はオイルガードに回収されます。
ファンとレンジフード内部のお掃除を不要にします。
※ディスクとオイルガードは3か月に1回程度洗うだけ。
※普及製品の1年間相当の油が付着する期間が、オイルスマッシャー搭載製品は約10年。
 そのため、設計上の標準使用期間中はお掃除をする必要がないとしています。

リンナイ・レンジフード連動対応ビルトインコンロ

ビルトインコンロの点火・消火と連動して、レンジフードの運転・停止が自動的に赤外線信号によって行われます。
ファンの付け忘れや消し忘れの心配がありません。
※連動対応コンロが必要です。

レンジフードを取付・交換する時の注意点は?

レンジフードは消防法により、ガスコンロなどの加熱器具よりも、幅・奥行があるものを設置するよう決められています。
コンロの幅が60cmならレンジフードは60㎝以上を選びましょう。
取替えの際は、基本的には現在使っているサイズと同じサイズを選んで交換しましょう。

高さ

建築基準法により、火の発生元からレンジフード下端までの高さは100cm以下と決まっています
また、消防法の規定では、コンロからレンジフードまでの高さは80cm以上です。
つまり、レンジフードはコンロから80~100cmの範囲で設置する必要があります。
一般的にサイズが大きいフードほど価格も上がりますが、加熱器具よりも小さいものは設置できないため注意が必要です。

いかがでしたか?

レンジフードの必要性や、交換の際の注意点、また最新のレンジフードの機能等をご紹介しました。
何を重視したいのか、また他のリフォーム箇所との予算の兼ね合いも考えつつ、気に入ったレンジフードをぜひご検討ください。
ジェイリライフでも様々なレンジフードを取り扱っています。
また、商品ページがない場合もお見積り可能ですのでお気軽にお問い合わせください。

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