壁付収納を設置する場合の柱への設置や下地に気を付けること等をご紹介してきました。
賃貸でも検討できる、壁を傷つけない収納作りについても紹介します。
それは天井と床に突っ張って柱を固定する製品を使用する方法です。
木材に製品を付けて、突っ張ることで室内に柱を作れるアイテムのため工具も脚立もいらず、誰でも簡単に施工できます。
壁や天井に穴をあけないので賃貸でも安心です。
良く使われる商品としてLABRICO(ラブリコ)やDIAWALL(ディアウォール)が挙げられます。
今人気の壁面収納。
新築で設計に含めている場合は問題ないかと思いますが、リフォームやDIYの場合、壁の下地がどうなっているかちゃんと確認が必要です。
最悪の場合、壁ごとはがれてしまう。。。なんてことになりたくないですよね。
今回は住宅の壁の構造や下地について、また壁面収納のメリット・デメリットをご紹介します。
新築で設計に含めている場合は問題ないかと思いますが、リフォームやDIYの場合、壁の下地がどうなっているかちゃんと確認が必要です。
最悪の場合、壁ごとはがれてしまう。。。なんてことになりたくないですよね。
今回は住宅の壁の構造や下地について、また壁面収納のメリット・デメリットをご紹介します。
壁の構造
日本の戸建てで最も多い、木造軸組工法の壁は「大壁」と「真壁」に分類されます。
真壁か大壁かによって使用する建材も違うため、構造の違いを把握しておく必要があります。
近年の住宅はほとんどが大壁ですが、大壁には胴縁といわれる部材を付け、その上に 下地を貼る厚壁と柱に直に下地を貼る薄壁があります。
厚壁は寒冷地等で使用されることが多いです。
現在では、壁の断熱構造化やメンテナンスのしやすさから、和室においても大壁構造が用いられることも多くなっているため注意してください。
主に、昔ながらの和室の壁に用いられます。
真壁か大壁かによって使用する建材も違うため、構造の違いを把握しておく必要があります。
大壁(おおかべ)
柱に壁の下地(合板・石膏ボード等)をつけて柱や梁等の骨組みを覆う仕上げ方法です。近年の住宅はほとんどが大壁ですが、大壁には胴縁といわれる部材を付け、その上に 下地を貼る厚壁と柱に直に下地を貼る薄壁があります。
厚壁は寒冷地等で使用されることが多いです。
現在では、壁の断熱構造化やメンテナンスのしやすさから、和室においても大壁構造が用いられることも多くなっているため注意してください。
真壁(しんかべ)
日本古来からの工法の一つで、柱を表に表して柱と柱の間に壁を取り付けたものです。主に、昔ながらの和室の壁に用いられます。
下地ボードの種類
石膏ボード(ブラスターボード)
石膏を主原料とした素材を板状にして、特殊な用紙で包んだ建築材料です。安価ではありますが非常に丈夫で、耐火性・遮音性が高く、用途に合わせた様々な種類が用意されています。
※一般的に、壁に使用する場合は厚み12.5mm、天井に使用する場合は厚み9.5mmが用いられます。
準耐火建築物では部位によって厚み15mmが必要な場合もあります。
※ボード自体にビスの保持力がないため、壁に何かを固定する際には補強するか、専用のボードアンカーが必要です。
※化粧ボード以外はクロス等で仕上げるのが一般的ですが、塗り壁仕上げの場合はラスボードを使います。
合板
合板とは、一般的「ベニア板」とも呼ばれ、木材を0.5mm~4mmに薄くむいた板(ラミナ)を木繊維を直行させながら積み重ね、接着剤で貼り合わせて1枚の板にしたものです。※剛床使用の場合24mmもしくは28mmの構造用合板を使用します。
非木造の内壁
木造軸組下地
一般的にEW(エンジニアリングウッド:集成材・LVL等と接着剤等で工場での加工を施した、品質の安定した材料)で下地を組み、プラスターボード(石膏ボード)を取り付ける構造です。軽量鉄骨下地
薄い溶融亜鉛メッキ鋼板を折り曲げた部材を使用します。まずランナーと呼ばれるコの字枠を上下に固定し、その間に凹型に薄く折り曲げたスタッドと呼ばれる縦剤を上から下まで渡し、壁の下地を組みます。
その上に、プラスターボード(石膏ボード)を取り付けて仕上げる構造です。
壁面収納の壁への取り付けについて
壁の下地材は合板や石膏ボードで作られていると紹介しましたが、
石膏ボードはねじや釘で重いものをそのまま設置するのは難しく、補強が必要です。
基本的に壁面収納を検討する場合はボードの中の骨組み(柱)に設置します。
しっかりと柱に設置することで、壁面収納として様々なものを置いても耐えられるようにしています。
石膏ボードはねじや釘で重いものをそのまま設置するのは難しく、補強が必要です。
基本的に壁面収納を検討する場合はボードの中の骨組み(柱)に設置します。
しっかりと柱に設置することで、壁面収納として様々なものを置いても耐えられるようにしています。
大建工業のオンボード工法って?
大建工業が特許を持つ「オンボード工法(収納接着工法)」なら下地工事がされていない壁でも壁面収納を固定することができます。
その仕組みは、桟(さん)と呼ばれる細い板を専用接着剤で壁に固定して、その桟に収納を固定するという方法。
オンボード工法で固定された家具は、耐震試験で震度7を想定した揺れにもびくともせず、その耐久性の高さが証明されています。
(※決められた施工法で設置することが条件です。)
さらにオンボード工法なら下地工事の工程を省略できるため、工事にかかる時間やコスト面でのメリットが生まれることも。
参照:ダイケンリフォームマガジン
その仕組みは、桟(さん)と呼ばれる細い板を専用接着剤で壁に固定して、その桟に収納を固定するという方法。
オンボード工法で固定された家具は、耐震試験で震度7を想定した揺れにもびくともせず、その耐久性の高さが証明されています。
(※決められた施工法で設置することが条件です。)
さらにオンボード工法なら下地工事の工程を省略できるため、工事にかかる時間やコスト面でのメリットが生まれることも。
参照:ダイケンリフォームマガジン
壁を傷つけない壁面収納?
壁面収納のメリット
空間を有効活用できる
壁面収納はデッドスペースになりがちな天井に近い壁面も収納として使えるので、限られた空間を有効に使えます。また、チェストやタンスを置く必要がなくなるため、部屋が広く見えるというメリットもあります。
インテリアにもなる
扉がないタイプの壁面収納の場合、自分の趣味のものを飾るとおしゃれなインテリアになります。季節に合わせて中身を変化させることで季節感を表現することも可能です。
掃除が楽
壁にピッタリのサイズの壁面収納を設置すれば、家具とは違ってある意味壁のような存在になるため、上部にほこりがたまったり、凸凹で掃除機がかけづらい…ということもありません。壁面収納のデメリット
一度設置すると気軽に模様替えはできない
壁にしっかりと固定するため、ちょっと部屋の雰囲気を変えたい、と変更するわけにもいきません。雰囲気を変える際は中身で調整する必要があります。
壁面収納の注意点
奥行を深くしすぎない
せっかくならとついつい収納量を増やそうと奥行きを広く取ってしまいがちです。奥行きを広くしすぎると、上にあるものが収納しにくく、取り出しにくくなるというデメリットがあります。
また、収納の奥行きを広げるということは、生活スペースが狭まってしまうということでもあります。
部屋の広さや収納するものを想定してから作成を検討し、適度な奥行きにしておくのが無難です。
安全性を考慮する
壁への設置をしっかり行うことはもちろん、ガラス扉の場合は飛散防止のフィルムを貼ったり、地震の際に扉が開かないようにするための耐震ラッチを付ける等安全対策をご検討ください。おすすめの壁面収納
キッチンで壁面収納を使うのもおすすめです。
人気のウッドワンの収納用品。
いかがでしたか?
今回は壁面収納に関する壁のつくりやメリット・デメリットなどをご紹介しました。
家づくりの参考にしてみてくださいね。
ジェイリライフでは選びやすい収納特集ページを作成しています。
合わせて参考にしてみてください。
家づくりの参考にしてみてくださいね。
ジェイリライフでは選びやすい収納特集ページを作成しています。
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