理由1:製品瑕疵保証があること
製造者の団体である全国タイル工業組合(タイルメーカー、接着剤メーカーなど)が定めた、 タイルと接着剤の品質認定制度「Q-CAT」。タイル・接着剤に不備があった場合、2000万円まで保証をするものです。
保証期間は13年間です。
理由2:マンションの大規模修繕
これまでタイル外壁は、築10年を超えると全面打診調査を行い、定期報告する必要がありました。タイルが浮いている箇所は張替が必要となります。
※一例ですが、打診検査の場合は全面足場を組む必要があるため、10階建てのマンションの場合1000~1500万円ほどかかることもあるそうです。
しかし、適用条件を満たす接着剤張りタイル外壁で施工記録があれば、
歩行者が行き交う通りに面する外壁×各階1か所の引張接着試験に代えることができるようになりました。
その場合、先ほどの例と同じマンションでも約100万円ほどの予算で対応ができるそうです。
弾性接着剤を使用することで定期調査に係る施主・所有者(マンション管理組合)の経済的負担が軽減できます。
そのため、特にマンションの外壁タイルに関しては、弾性接着剤を使用することが増えてきています。