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【ウッドワン】施工道場|省施工建材のご紹介

今回は、ウッドワンの施工道場を訪ねました。
こちらでは、ウッドワンのこだわりが詰まった省施工商品を実際に触ってみることができます。
人手不足が叫ばれる昨今、建築業界でも人手不足は深刻な問題になってきています。
そんな人手不足を省施工商品で何とかできないか、と取り組んでいるのがウッドワンです。
省施工システムによって住宅コスト構成比が2番目に大きい労働工数を削減します。
一般工程:51人工/65日のところ、省施工システムを使用して41人工/55日。
なんとその差は10人工/10日の削減になります!
(※30坪プラン比較・※着工~竣工までの日数です。)

躯体接合金具

初めに見せていただいたのは躯体接合金具。
こちらの金具を枠に取り付けた状態で届く、省施工の建具専用枠です。
この躯体接合金具があることで、仮固定に別途パッキン材などを用意する必要はありません。

小壁パネル

こちらの小壁パネルも省施工の建材です。
パネルとボード受けを離すだけで全ての間口に対応できます。

ジャストカット階段:側板仕様

ジェイリライフでは取り扱っていませんが、ジャストカット階段についてもご紹介いただきました。
ジャストカット階段には側板仕様と受台仕様の2タイプがあります。
板をピッタリはめることが難しいため、設置後に裏をくさびで調整します。

ジャストカット階段:受台仕様

受台仕様は受け台の上に階段をはめていくイメージで1段ずつ作っていきます。
受台仕様は階段の横の壁部分に側板が見えず、すっきりとした印象になります。

セットオン階段 Light リアージュ

ジャストカット階段の受台仕様と同じ受台タイプで、ウッドワンが特許を取得しているのが
「セットオン階段 Light リアージュ」。

その名の通り、4つのポイントがあります。

1.Safety(安全)

上棟後、すぐに先行階段を設置することで階段として使えます。
資材の搬入など、2階への上り下りも安全・安心です。

2.Eazy(簡単)

自立式耐荷重構造なので、センター柱への欠き込みが不要。
先行階段部材はすべてプレカット済みで組み立てるだけ!

3.Tough(頑丈)

センター柱への欠き込みがないので強度を保持。
踏板部分が39mm厚、蹴込部分が29.5mm厚となり、踏板がたわまない!

4.ON

階段裏に回り込むことなく、簡単に化粧部材を取り付けられます。
化粧面への傷が付くリスクも低減します。
 
さらに!
コンビットリアージュ152(木目柄)と同色・同柄をラインナップ。
7つの樹種をモチーフにした柄で、10色のカラーバリエーションを設定しています。
選べる色柄が多いことで、コーディネートの幅も広がりますね。

収納下地パネル

次にこちらの収納下地パネルは「後から施工ができる収納パネル」です。
床を貼り終えた後に設置するだけでOKなので、床材の取り合いを考える必要もなく、楽に施工ができます。
リフォームにもおすすめの製品です。
穴加工もされており、コンセントなどの配線を通すことができるようになっていました。
LVLを使用しているため、反り・ねじれがほとんどなく、強度も安定しています。

LVLって?

LVLとは、「ラミネート ベニア ランバー(Laminated Veneer Lumber)」の略です。
単板積層材とも呼ばれる、単板を重ねて作られた板のことで繊維方向を平行にして積層・接着します。
寸法安定性が高いことがメリットで、ウッドワンの省施工対応製品では収納下地パネルの他、小壁パネル・天井野縁システム・建具専用枠などで使用されています。

こぼればなし:省施工以外の商品

省施工の話とは少し違いますが、棚板に使われる基材の強度を体験できる場所もありました。
ウッドワンのトライウッドは人が上に乗ってもほとんどたわむことがなく、その強度が確認できました。
※写真は少し反動をつけて揺らそうとしている状態で撮影しています。

ウッドワンが基材に使っているトライウッドとは、ニュージーパインの木の先端部分を使って加工しています。
先端部分は細く、無垢材や集成材などとして利用するのは難しいですが、細かく砕いて余すことなく利用しています。
 

トライウッドって?

トライウッドとは、MDF層で、木の枝や細い幹の部分を細かく砕いて固めているストランド層を挟み込みをしています。
「たわみ」が少ないことが特徴で、中段の耐荷重は何と200kgにもなります。

ピノアース

少しだけ、ピノアースの床材の施工も体験させていただきました。
写真のような名刺くらいの隙間ゲージ(床材に同梱されています)を挟んで、きつく施工しすぎないようにします。

世の中にある無垢の床材は15mmの厚みの床材が多いです。
なぜなら、無垢材は薄いと反りが出てしまい、動いてしまいます。
ですがウッドワンのピノアースは12mmのフロアで他の商品よりも薄いのが特徴。
ピノアース床材は、ニュージーランドの森で植林から伐採、製造に至るまで、ウッドワンが育てた原木を使用しています。
育てている段階で節となる枝や、日光がよく当たるように間伐をしており、30年で樹高40mほどになります。

そうして育てた木を丸太とし、切り出す際に、「柾目」で切り出します。
漢字の通り、木が正しいと書いて「柾」です。
※逆に木が反ると書いて「板目」です。

ピノアースは、床暖房対応品と、床暖房非対応品があります。
床暖房対応品については、床暖房を作動させた際により乾燥します。
そのため、ウッドワンでは含水率を管理して反りや伸縮を抑制しています。

こうした切り出しの木目や、含水率の調整をすることで実際に施工された後でも反りや狂いが少なく、12㎜厚の床材を実現する事ができます。

ピノアース床材は、浮造り加工がとても気持ち良く、フローリングの上を歩くと木目を感じられました。

いかがでしたか?

ウッドワンの施工道場で様々な省施工品についてご紹介いただきました。

2025年には、建設業の労働人口が約90万人不足するといわれています。
また、2020年の時点で、建設業に従事する約36%が55歳以上、29歳以下は約12%。
高齢化が進んでいることも大きな課題の一つ。
参照:国土交通省「最近の建設業を巡る状況について【報告】

そんな現状でも家やマンションを建てていくためには、省施工の建材もうまく活用していくことが必要かもしれません。

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